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アニメ屋久行宏和の日々雑文
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一寸補足
ゲーム第一章のラストで天神があすかと一騎打ちを仕掛けて倒される件がありますが、アニメのほうは当然あのような展開を想定していません。
 後で蒼工編で出てくるのは分かってますし、あすかも基本呪いに掛かったままです。
あすかの呪いはこの時点では解くメリットが翠嶺の誰にも無く(唯一こころだけが迷ってる感じかな)、もし解くとしたらその事で学園がピンチに陥るイベントがなければ呪いの設定自体が無駄になってしまいますからね。

 本分の方で書いたあすかの前に呪いを受けた4人の生き残り。
ザクセスが長く続くようなら新しい敵役の一人として出したいと思ってました。
呪いのせいで不意打ちや闇討ちなど卑怯な戦い方が出来ない極悪人と言う設定で(笑)。
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翠嶺編#5
 
 あすかの異常に回りも気づき始めます。こころはもう少し前から知ってたのかもしれませんね。
この時期ゲームの方で龍乃介の学園占拠があるのですがアニメの方ではあの事件は存在しません(正直あれ何がやりたかったんですかね?)。
カメレオンの襲撃から時間が前後して会長室で話す翠とカレンのシーン。
部屋の外では龍乃介が盗み聞きしていますが、実は翠は龍乃介に気づいています。

 #5,6の肝はあすかに掛けられている天神の呪いはその性格上、天神を殺しても本当は解けない事。
翠はそのことを承知の上で龍乃介に聞こえるように嘘をついている事。
このお話で翠に一杯食わされてるのは龍乃介なんですね実は・・・・。

 龍乃介はあすかを天神の目から隠す為に決闘と偽って地下プールに隔離しますが、この時期のあすかはかなりパワーアップしているので龍乃介も全力です。
 
 どうでもいい小ネタですが、あすかVS龍乃介の戦闘はオラタンで言う所のテムジンVSバルバトスのイメージでしょうか。
あすかの必殺技がスライダーでは無くグライディングラムになってますが・・・・。
 そしてロマンチストのサイコ中年登場で#6に続きます。「きっちり懲らしめてくれよ!」

#6
 あすかのトラウマシーンからスタートです。
ゲーム内のカメレオンの面々はお使いレベルの依頼をホイホイ受けてすっかり温いコント集団にされてしまいましたがアニメではあくまで恐ろしい強敵です。
 本編中の天神の台詞にあるとおり天神のヒーロー育成の試みはあすかが初めてではありません。
現状裏設定以上のものではありませんが、あすかは天神の実験の5人目でその前の4人の内3人は既に返り討ちにあって殺されており、残る一人も失敗作として天神の興味を失ってる状態です。

 ゲームチームのシナリオで一つ大きな誤解と言うか勘違いがあるのですが天神は自分を倒しうるヒーローを作ろうとしていますが倒されるつもりはまったくありません!
 天神が行っているのは「殺し屋の仕事は辞められないけど普段は一般人として平穏に過ごしたいから同じくらい強いヒーロー育てたら、俺のやった悪いことってチャラだよね!」と言う事で、その為に無関係な子供から親を奪ってるのです。

 「テメェなんかと一緒にすんな!」龍乃介が言うとおりこの中年のサイコパスがあすか達と和解する事はありえません。
しかし龍乃介は同時にあすかの呪いが解ける事を拒んでいます。
「こいつは今のままが良い」と、これは完全に龍乃介の我侭です。
「責任は取るんだとね!龍ちゃん!!」とあすかに凄まれてももうぐうの音もでません。

 こうして愛河翠の企みどおり、あすかは呪いを受け入れて生きていく覚悟を決め。
龍乃介はあすかの軍門に下って、新生徒会の準備が整いました。
あと翠に残された仕事はラグエルとの決着だけです。

つづく

ちなみに挿絵代わりに貼り付けてるこれ↑、シナリオ打ち時に描いた漫画もどき。
短い尺の中にどのくらいの分量が入るか自分なりに見当をつける為と脚本家に説明、発注するために翠嶺編の打ち合わせ時に描いておりました。
紅蓮編以降はお互いさじ加減が分かってきた為にかいておりません。

 では、各話ざっくり解説。

翠嶺編#1
東京湾に浮かぶ人工島、翠嶺学園。
潮風に舞うカモメの下に広葉樹の森が広がる奇妙なこの学校に主人公あすかが初登校するところから物語スタートです。
「喧嘩ってどうやってまざればいいのかな?」と聞く喧嘩素人のあすかですが、以前少しお話したとおり「天神の呪い」のために本人自覚がないまま強敵を求めてこの学園にやってきます。
そんなあすかを打ちのめす会長愛河翠。
これはリーダーの世代交代の物語なのです。

#2
#1~#2の間にテレビ的にお話を入れるなら狛田、獅堂の風紀委員の煩方ふたりに絡まれ一蹴。
暦の悪巧みが影で動き出す位でしょうか?
大物同士が様子見を決め込み動かない会長選をリラがかき回します。
カレン、鳴子、マッハとバイプレイヤーが出揃い、強敵を得たあすかも徐々に隠れていた本性が現れてきます。こころの心配をよそに・・・・。
 以前チラと話したキャラの名前かぶり(10人くらい、作業が簡単と言う理由で基本翠嶺のキャラ名を付け直しました)。
この時名前をつけ直したのが定次一と万紀乃凛子。
日本映画の大先輩方から名前の一部を頂いたのですが、今にして思えば鳴子とケイも合わせて映画がらみの名前に付け直しておけばと一寸後悔。

#3
本当なら2~3話かけて丁寧に描きたい話です(舞踏クラブ編に響を絡めて同時進行させる感じかな)。
ゲームでは壮絶にハブられてる響ですが(笑)。
財閥の御曹司として生まれ周りからはリーダーになる事を求められているんだけど、自身は自分を使いこなしてくれる主をまっている。
英雄譚にはつき物の参謀キャラといってはアレですけど主人公のカリスマ性を最初に評価する重要なキャラです。
 そして、ベースシナリオでは殆どあすかとの絡みが無かったのにラグエル登場シナリオの為に急遽サブヒロインに昇格したカレン。
案の定と言うかやっぱりこころを食ってしまいました。

#4
レミオ回です。
本当はスリアの姿になったらもう少し真面目なキャラにしようかと思っていたのですが、アフレコで一発目のテストを聞いた後「こいつは福山潤にまるなげしよう」と腹を決めました。
諸般の事情でお蔵入りになりましたがカレンの服の下でレミオの手が動いてるバージョンが存在します(ソフト化出来たら復活させたいな~~)。
 全体の流れで言えばこの話の前に破津一味との抗争(当然あすかとの板ばさみになる渦田の主役イベントですよ)。
そしてあすかVS龍乃助の第二ラウンド!やっぱりここでもう一回ぶつけないとダメだよね・・・。

続く
大変長い前フリが終わってここから本題に入るのですが、ちょっとその前にお断りです。
前回お話したように全体的に圧縮気味に構成され作られることになったザクセスのアニメですがその後シナリオ作業が終わりコンテ、作画と作業が進んだところにセガさんの参加、ゲームの仕様が決まりまして、「やっぱりアニメをゲーム内に組み込みたい!」と、唐突に"神さんの声”がおりてきました。
今更迷惑な話ですが相手が神さんなら話ぐらいは聞いてやらないと仕方ありません。

「全部作り直すの!?」「予算は?」「スケジュールは?」・・・・・・・・・・・・・・。

 え~~、結局アニメは当初の予定通りの仕様で作りきる事になり、ゲームのストーリーの方をアニメの内用に寄せていくと言う対応がとられる事になりました。
しかし、アニメの筋書きを作った主犯格の私はゲームのシナリオ作業に参加しませんでした。
 これは私自身アニメの作業に忙殺されてそれ以上仕事を取れなかった為で、私の方に他人を責める資格はありません。

 ただ、出来上がったゲームのシナリオは配信された翠嶺編にもアニメと微妙なずれがありますし、現在ポータルサイトにアップされてる紅蓮編のシナリオは原作チームが書いたベースシナリオとアニメの中間くらい。
蒼、白、全校合流以降のシナリオについては「なんでこうなっちゃったの?」と言うくらいズレがあります。

 なのでこの先は「ごめん、アニメの方は全然そんなつもりで作ってないんだ!」と言う内容が大量に含まれております。
ポータルサイトにアップされたシナリオに対して「それなりに納得している」「あれはあれで満足している」と言う方、楽しめないかもしれないので、その辺はご容赦下さいますようよろしくお願いいたします。


ザクセスのアニメ用シナリオ作業はゲームのベースシナリオが先行している順で緑>赤>青>白の順番で進められました。
 で、まずは緑からなのですが翠嶺編はプロデューサー側からの宿題がありました。
今作全体を通してのラスボスポジションであるラグエルを緑全八話中二話は出してくれというものです。
注文自体は扱く全うで、悪役ポジションで単独でのアニメ化がない黒の話はどこかでやらなければなりませんし、元々ラグエルとの因縁が深い緑は第一候補です。
しかし、そうなると翠嶺編でやらなければならない事も自動的に決まってしまいます。

 ラグエル登場前までにあすか達新生徒会の話に一区切り付けないといけませんし、親玉登場前にクロノスの侵略についてのフリが必要になってきます。
 こうしてあすか、こころ、きら、響、龍之介の新生徒会五人が揃うまでの話を順に追っていく事、クロノスの先触れとしてレミオ(スリア)のエピソードを入れる事、あすかのライバルポジションである龍之介が仲間になるエピソードを#6までのクライマックスとして、そこでの強敵として天神士朗の配置が決まりました。

 もう、こうなると他の話が入りません。
正直、破津一味の話も暦の偽武器の話もやりたかったし、個人的には弐塔爆とあすかの対決は描いて見たかったのです。
しかし、ゲームのベースシナリオの内容をまともにやったら緑だけでもテレビシリーズで(今時!)一年かかります。
キャラクターを大勢出すことに主眼をおいたシナリオは全てが万人向けに面白いわけではありません。こんな企画オリジナルとしてはまずテレビでは通りません。

 ザクセスのアニメは結局のところ一年もののテレビシリーズを90分の劇場(実際には50分くらいか)に押し込めるようなアレンジがしてあります。
しかも、今回はそれをぶつ切りに配信しなければなりません。
この特殊な形式のアニメをどうやったらテンポよく飽きさせずに見てもらえるかを試行錯誤しながら作業していたのが翠嶺編のシナリオつくりでした。

つづく
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